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特許第6719977号 / 技術の範囲 / 専用器具 / 評価方法 / 安全性

特許第6719977号の機能訓練装置とは?
技術の範囲・専用器具・評価方法【2026年版】

私たちがこの機器で大切にしているのは、単にパチンコ台を置くことではありません。 パチンコの遊技と、足ペダルやリカンベントバイクなどの運動を連動させることです。 このページでは、特許が保護する技術的な仕組みと医学的効果との違い、専用器具、現場での評価方法、安全性、設置、運用、処分や回収までを整理します。

公開日:2026年4月17日 更新日:2026年8月29日 執筆:野口 智行(有限会社グローバルスタンダード 代表)
特許第6719977号に関わる足ペダル連動型の機能訓練用パチンコ

先に要点をお伝えします。

特許第6719977号は、パチンコなどの遊技機と機能訓練機器を連動させて使用する装置の技術的な仕組みに関するものです。

特許取得は、認知機能、筋力、ADLなどの医学的・介護上の効果を国が認定したことを意味しません。実際の価値は、利用者ごとの目的と条件を定め、運動回数、実施時間、疲労感、姿勢、介助量などを記録して確認する必要があります。

ただし、導入判断では「面白そう」だけでは足りません。 音、安全性、誤解や苦情、設置スペース、運用方法、最後の処分や回収まで見てはじめて、安心して判断できます。 このページは、その確認を一か所でできるように構成しています。

目次

1. 特許第6719977号が示すもの・示さないもの

特許番号は第6719977号、発明の名称は「機能訓練装置」、登録日は2020年6月19日です。当社が2015年に開発を完了し、2016年から施設導入を始めた仕組みに関わる登録特許です。

この特許が扱うのは、遊技機に機能訓練機器を付加し、足ペダルやリカンベントバイクなどの運動に応じて遊技を進めるための装置構成・連動の仕組みです。詳細な権利範囲は、特許公報の請求項に基づいて判断されます。

特許が示すこと

技術的な仕組み

運動器具の操作と遊技機の動作を連動させる装置について、特許権が登録されていることを示します。

特許が示さないこと

医学的・介護上の効果

筋力、認知機能、ADL、介護予防効果や安全性を国が認定したことを意味しません。

重要

特許取得と効果検証は別です。装置の価値は、施設で目的・負荷・時間を設定し、実際の結果を記録して判断します。

登録情報と特許証の写しは、特許情報ページで確認できます。

2. 専用器具と運動を連動させる仕組み

通常のパチンコは手元のハンドル操作が中心です。機能訓練用パチンコは、専用の運動器具からの入力を遊技機側へ伝え、運動した結果として玉の発射などの遊技動作が行われるようにします。

1

運動する

足ペダル、リカンベントバイク、握力グリップなど、目的に合う器具を操作します。

2

入力を検知する

器具の操作を装置が検知し、遊技機側へ信号を伝えます。

3

遊技が進む

身体を動かすことが、玉の発射など遊技を進める条件になります。

4

結果を記録する

器具、時間、回数、疲労感、姿勢などを記録して次回と比較します。

器具を組み合わせることで上肢・下肢を使う活動へ広げられますが、「全身運動になる」と一律には言えません。実際に使う身体部位と運動量は、選んだ器具、姿勢、負荷、時間、介助方法によって変わります。

通常のパチンコとの違い

画面を見る、ハンドルを操作するだけではなく、設定した運動を行うことを遊技の進行と結び付けられる点が技術上の特徴です。

3. 2026年版|現場での評価方法と安全基準

特許の説明だけでは、施設で役立つかどうかは判断できません。利用目的を決め、同じ条件で記録し、安全に継続できるかを確認します。

実施条件器具、負荷、時間、姿勢、左右、介助方法
運動量回数、ペダル回転数、継続時間、休憩回数
身体面疲労感、痛み、息切れ、動作の安定、介助量
参加面参加の有無、中断理由、楽しさ、集中度、再参加意向
観察表情、会話、姿勢、職員の声かけ回数

運動回数が増えたことは活動量や持久性を考える指標の一つですが、それだけで運動能力全体やADLが向上したとは言えません。複数回の結果と、姿勢・介助量・疲労感などを合わせて判断します。

パチンコを組み合わせる影響を確認する場合は、可能な範囲で同じ器具・負荷・時間を用い、パチンコあり・なしの条件を比較します。

中止の目安

痛み、胸部不快感、めまい、強い息切れ、顔色不良、普段と異なる強い疲労、不安や拒否が出た場合は中止します。持病や運動制限がある場合は、事前に医師・看護職・リハビリテーション専門職などへ確認してください。

デュアルタスクという表現について

運動と画面確認などが同時に行われる場面はありますが、専門的なデュアルタスク訓練として扱う場合は、課題内容、難易度、評価指標を専門職が設定する必要があります。特許そのものがデュアルタスク効果を証明するわけではありません。

介護予防は心身機能だけでなく、活動と参加へバランスよく働きかけることが重視されています。参考:厚生労働省「介護予防・日常生活支援総合事業の適切かつ有効な実施を図るための指針」

4. 導入前に知りたい情報をテーマ別に確認できます

介護施設でパチンコの導入を検討すると、 「音は大丈夫か」「安全に使えるか」「苦情や誤解はないか」「どの施設に向いているか」「設置スペースは足りるか」など、さまざまな疑問が出てきます。

私たちは、導入判断は感覚ではなく、材料をそろえて行うべきだと考えています。 そのためこのページでは、導入前に実際に問題になりやすいテーマを分けて整理しました。

気になる項目から読み進めていただければ、施設内での説明や稟議資料づくりにもつながりやすい構成です。

導入前から運用まで確認しやすい構成です
音・安全・苦情・設置・レクリエーション・処分まで、必要な判断材料をテーマ別に整理しています。

社内共有用の資料を持ち帰りたい方へ

このページは情報量が多いため、施設内会議や社内説明用にPDF資料をあわせて確認いただくと整理しやすくなります。 導入検討用の資料として、機能訓練用パチンコのパンフレットPDFもご用意しています。

8. 代表・執筆者情報

野口

執筆者:野口 智行
有限会社グローバルスタンダード 代表

私は、福祉施設向け介護予防用・機能訓練用パチンコの導入支援、開発、現場提案を継続して行っています。 パチンコを単なる遊技機として終わらせず、 楽しさをきっかけに、専用器具を使って身体を動かす活動へつなげることをテーマに取り組んできました。

私たちが目指しているのは、「やらされる訓練」ではなく、 「自分からやってみたい」と思える時間を増やすことです。 その気持ちが動きにつながり、笑顔につながり、結果として機能訓練や活動参加にもつながる。 この考え方を現場で無理なく形にするため、手元操作だけでなく、足ペダルやリカンベントバイクなどの下肢運動も連動できる仕組みへ発展させてきました。

詳しくは 会社概要特許情報導入施設の声 もあわせてご覧ください。

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