第1章|なぜパチンコで機能訓練を行うのか

なぜパチンコで機能訓練を行うのかを、
グローとロバスターがやさしく解説します

「パチンコで機能訓練」と聞くと、最初は意外に感じる方もいるかもしれません。
でも実際には、楽しみながら身体を動かしやすくすることや、 目・耳・手・足を一度に使いやすいことから、 機能訓練の入口として考えやすい面があります。
この第1章では、その考え方をグローとロバスターの会話でやさしく見ていきます。

この章でわかること
なぜ機能訓練用パチンコが「楽しみながら運動しやすい道具」として考えられるのか、
そして、なぜ目で追うこと・音を聞くこと・身体を動かすことを同時に行いやすいのか、
さらに、スタッフの見守りやすさや、ご本人の成功体験につながりやすい理由まで順番に整理していきます。

ポイント1 楽しみながら
運動しやすいこと
ポイント2 目・耳・手・足を
一度に使いやすいこと
ポイント3 懐かしさや回想法にも
つながること

0章で全体像を見たあとにこの第1章を読むと、次の第2章「どんな器具があるのか」も理解しやすくなります。

まず最初の疑問から見ていきます

「なぜパチンコなのか」という最初の疑問を、会話でやさしく確認していきます。

疑問を持つグロー
疑問を持つグロー グロー
グロー まず気になるのは、ここですよね。
「なぜパチンコで機能訓練を行うの?」
「普通の運動と、どう違うの?」
ロバスター先生
ロバスター先生 ロバスター
ロバスター いちばん大切なのは、楽しみながら身体を動かしやすいというところです。
単調な運動だけだと続きにくい方でも、動きの中に楽しさがあることで、自然に取り組みやすくなることがあります。

「依存症が心配」という声について

初めての方が感じやすい不安について、会話でやさしく確認します。

不安なグロー
不安なグロー グロー
グロー パチンコって、依存症になるって聞いたことがあるんですが…
ロバスター医者
ロバスター医者 ロバスター
ロバスター はい、そのような話があることは事実です。
そのため、ご心配になる方がいるのも自然なことだと思います。
ロバスター先生
ロバスター先生 ロバスター
ロバスター ただ、施設で使用しているのは、一般的な遊技としてのパチンコとは考え方が異なります。
機能訓練用パチンコは、身体を動かすことが前提になっている設計になっています。
疑問のグロー
疑問のグロー グロー
グロー 身体を動かさないと成り立たない、ということですか?
ロバスターケア
ロバスターケア ロバスター
ロバスター はい。
たとえば、手や足を動かしながら取り組むことで、はじめて成立する形になっています。
つまり、“長く取り組む”ということは、それだけ身体を動かしている時間が増えている状態とも言えます。
納得したグロー
納得したグロー グロー
グロー なるほど…考え方が少し違うんですね
ロバスター説明
ロバスター説明 ロバスター
ロバスター はい。
パチンコに限らず、どのようなものでも、使い方や目的によって意味は大きく変わります。

施設では、
“遊ぶため”ではなく
“自然に身体を動かすきっかけをつくるため”のものとして活用しています。
ロバスター締め
ロバスター締め ロバスター
ロバスター 実際に、これまであまり運動に取り組めなかった方が、
少し長い時間身体を動かせるようになるなど、前向きな変化につながるケースもあります。

やさしく言うと

たとえば、テレビを見ながら運動したり、友達と会話しながら身体を動かしたりすると、 「運動しよう」と身構えすぎずに続けやすいことがあります。
機能訓練用パチンコもそれに近く、楽しみながら自然に身体を動かしやすいところが大きな特徴です。

「運動だけを頑張る」のではなく、「楽しみながら動いていたら結果として運動につながる」という考え方に近い仕組みです。

この章で大切な見方

この章では、まず細かな違いよりも、なぜ自然な運動につながりやすいのかをつかむことが大切です。
そのうえで次の章に進むと、実際の器具や動きも理解しやすくなります。

「意外な発想」ではなく、「楽しさと運動をつなげる方法のひとつ」として見ると分かりやすくなります。

会話で理解する5つのポイント

なぜ機能訓練用パチンコが自然な運動につながりやすいのかを、順番に見ていきます。

ポイント1
ポイントを示すグロー
ポイントを示すグロー グロー
グロー ただ運動をするより、楽しみながらの方が続けやすい、ということですか?
ボードを持つロバスター
ボードを持つロバスター ロバスター
ロバスター はい、そのイメージです。
運動だけを目的にすると、どうしても単調に感じてしまう方もいます。
でも、楽しさがあると「もう少しやってみようかな」と思いやすくなりますよね。

機能訓練用パチンコは、そうした楽しみながら身体を動かすきっかけを作りやすい道具として考えることができます。
ポイント2
驚くグロー
驚くグロー グロー
グロー しかも、ただ楽しめるだけじゃなくて、いろいろな感覚や動きが一度に入ってくるんですね。
ロバスター医者
ロバスター医者 ロバスター
ロバスター その通りです。
機能訓練用パチンコでは、玉を目で追うこと音や音楽を聞くこと手や足を動かすことを一度に行いやすいのが特徴です。

つまり、目だけ、耳だけ、身体だけではなく、いくつかの要素が重なりやすいんです。
そこが、ただ座って見ているだけの時間とは違うところですね。
ポイント3
笑顔のグロー
笑顔のグロー グロー
グロー なるほど。パチンコを知っている人にも、知らない人にも、それぞれ違った良さがあるんですね。
ロバスター ケアワーカー
ロバスター ケアワーカー ロバスター
ロバスター その通りです。
さらに、パチンコを知っている方にとっては、「昔やったことがある」「懐かしい」という気持ちが自然に出てくることもあります。
そうした懐かしさは、回想法の入口としても活かしやすいんです。

パチンコに限らず、昔熱中したことをもう一度やってみると、少しわくわくすることがありますよね。
そういう気持ちの動きも、機能訓練の場では大切な要素のひとつです。
ポイント4
不安なグロー
不安なグロー グロー
グロー でも、パチンコ台を導入したら、スタッフさんがずっと付き添ってなきゃいけないんじゃ……?
逆に忙しくなりそう。
ロバスター先生
ロバスター先生 ロバスター
ロバスター そこが面白いところでね。
楽しみながら「自分で」動かせるようになると、スタッフがつきっきりで指示しなくても、ご本人が夢中で取り組んでくれる時間が生まれるんだ。
ロバスター説明
ロバスター説明 ロバスター
ロバスター 「やらされる訓練」から「自分でする楽しみ」に変わることで、スタッフは全体の見守りや、より専門的なケアに集中しやすくなります。

つまり、機能訓練用パチンコは、ご本人の自立を後押ししながら、現場の負担感を増やしにくい考え方とも言えるんです。
ポイント5
質問するグロー
質問するグロー グロー
グロー 「懐かしい」以外にも、何かいいことがあるんですか?
ロバスター医者
ロバスター医者 ロバスター
ロバスター ありますよ。
「当たった!」「できた!」という小さな成功体験が、気持ちを前向きにしてくれるんです。
ロバスターケア
ロバスターケア ロバスター
ロバスター 機能訓練は、どうしても「できないことを補う」という意識になりがちです。
でも、機能訓練用パチンコは「できた喜び」を演出しやすいんですね。

そのわくわくが、「明日もまたここに来よう」「もう少しやってみよう」という意欲につながっていきます。
身体だけでなく、気持ちが動くことも、とても大切な機能訓練なんです。

ロバスター: 第1章では、なぜ機能訓練用パチンコが自然な運動につながりやすいのかを見てきました。
楽しさ、感覚の刺激、懐かしさに加えて、自立の後押し成功体験による前向きな変化も大切な要素です。
次は第2章で、どんな器具があって、どんなふうに身体を動かすのかを具体的に見ていきましょう。

この第1章でつかんでほしいこと

  • 機能訓練用パチンコは、楽しみながら身体を動かしやすい道具として考えられること
  • 玉を目で追うこと、音を聞くこと、手や足を動かすことを一度に行いやすいこと
  • 単調な運動よりも、自然に続けやすくなるきっかけになりやすいこと
  • 懐かしさや思い出が、回想法の入口として活かしやすいこと
  • ご本人が主体的に取り組みやすくなることで、スタッフの見守りやすさにもつながること
  • 「できた」「当たった」という小さな成功体験が、前向きな気持ちや意欲につながりやすいこと

次の章で見ていくこと

  • どんな器具があるのか
  • どんな身体の動きにつながるのか
  • 手の運動・足の運動をどう考えるのか
  • 実際の使い方をどうイメージすればよいのか
第2章へ進むと、考え方だけでなく、実際の動きのイメージまでつかみやすくなります。

「楽しみながら自然に身体を動かしやすい」「自分からやってみたくなる」「できた喜びが次につながる」――この見方で第1章を読むと、この先の章も理解しやすくなります。

ストーリーで読むガイド一覧

今どこを読んでいて、次にどこへ進むのかが分かりやすいように整理しています。

0章|機能訓練用パチンコガイドの入口 どのページをどの順番で見ればよいのかを整理する、最初の入口ページです。 第1章|なぜパチンコで機能訓練を行うのかをやさしく解説 なぜこの考え方が自然な運動につながるのかを、会話形式でやさしく整理する章です。 第2章|機能訓練用パチンコにはどんな器具があるのかをやさしく紹介 実際の器具の種類や、どんな身体の動きにつながるのかを具体的に見ていく章です。 第3章|よくある疑問をやさしく確認するQ&Aガイド 初めての方が感じやすい不安や疑問を、会話形式でやさしく確認していく章です。

次は第2章で、器具や動きを具体的に見ていきましょう

第1章で考え方をつかんだら、次は第2章で、どんな器具があり、どんな身体の動きにつながるのかを具体的に見ると、さらに全体が分かりやすくなります。

第1章で考え方を知り、第2章で具体的な動きを見る流れがおすすめです。